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布ナプキン

布ナプキンとは

みなさんは布ナプキンという言葉を聞いた時に、どんなイメージが浮かびますか?

  • 「体に良いって聞いた事はあるけど、なんでなの?」
  • 「どんな形をしてるの?」
  • 「ただの布でモレたりしないの?」

いろいろと、疑問が湧いてくると思います。

実は私もそんな疑問をいっぱい抱きながら、おそるおそる布ナプキンにトライした一人です!

生理用品のことって、なかなか人に根堀り葉掘り聞けないデリケートな話題ですから…「布ナプキンってそもそもどんなものなの!?」とスタート地点でモヤモヤしてる人も多いはず。

今回は布ナプキン経験者の私が、布ナプキンとは…?とはてなマークがいっぱいのみなさんに向けて、基礎知識を徹底解説!
出産した今でも使い続けている理由をお話します。

これから布ナプキン生活を始めたい人も、気になってるけど気軽に質問できる人がいな〜い!という人も、ぜひ最後までお付き合いくださいね♪

布ナプキンって、そもそも何なの?


その昔…私が出産どころか、妊娠もしていなかった頃に生理期間中あることに悩んでいました。

それはズバリ、かぶれ。
乾燥肌でアレルギー持ちの私は、紙ナプキンを一週間使い続けるとかぶれがちだったんです。
生理用品だけではありません、おりものシートもいくら「肌に優しい」とうたってあるものでも、体調がよくなかったりするとかぶれてしまっていました。

そんな時に無添加の食材や雑貨を扱うお店で見かけたのが、布ナプキン。
それまでは布ナプキンの存在すら知りませんでした。

布ナプキンとは、その名の通り「布でできた生理用ナプキン」のこと。

紙ナプキンと違うところは、天然素材の布でできていて、繰り返し洗って使うところ。使い捨てではありません。

布ナプキンの種類は、月経が起こる生理期間中に使うもの、おりもの用などがあります。
また、産後の悪露や軽い尿漏れ対策に使ってもOK!

紙ナプキンと布ナプキンの違いは?


先ほどもお話したとおり、布ナプキンは繰り返し洗って使います。
そこが紙ナプキンとは大きく違うところですが、他にも違うポイントはたくさんあります。

【ムレに関して】

紙ナプキンは使い捨てられるし、漏れにくい仕組みになっていて快適ですよね。

しかし!その漏れにくくサラッとした使い心地の秘密は、高分子吸収体でぎゅっと経血を閉じ込めているため、湿気が外に出て行きにくくムレやすくなってしまうんです。
ムレはかぶれや臭いの原因になってしまいます。

その点布ナプキンは、布本来が持つ通気性の良さが魅力。

布ナプキンはほとんどが天然素材の綿を使って作られていることが多いのですが、綿は水分を吸収し蒸発させる性質があります。
汗をたっぷりかく下着・肌着は綿素材のものがいいと言われているのには、そういった理由があるんですね。
生理用品にも同じことが言えます。

布ナプキンは、綿がもともと持っている通気性の良さでムレる心配がありません。
「でも…経血が吸収されるまで表面がベタつくんじゃ…?」と思っている人もいませんか?
私もそれがすごく心配だったんですね。

でも、いざ布ナプキンを使ってみてびっくり。
綿は水分を吸収するのが得意な素材。さらに通気性が良いのでムレずに、表面もサラっとした状態を保ってくれます。
経血の量に対して、適切に布ナプキンを交換していけばムレずにかぶれずに、快適に過ごせます!

【冷えに関して】

女性に冷えは大敵。下半身は特に冷やしてはいけないところです。
冷えて血行が悪くなると、自律神経が乱れたり女性ホルモンが乱れたり…結果、生理不順や生理痛の悪化など、いろいろなトラブルを引き起こす原因になりかねないですよね。
冷えが原因で、妊娠しにくくなるなどとも言われていて、「温活」なんて言葉も最近よく耳にします。

紙ナプキンは、夜でも安心なサイズがあり、たっぷりと経血を吸収してぎゅっと閉じ込めてくれるのでぐっすり眠ることができます。
多い日でもしっかり受け止めてくれるサイズや用途のナプキンを使えば、かなりアクティブに動けます!

けれどムレの問題でもお話した、高分子吸収体はしっかりと経血を閉じ込めてくれる変わりに、冷やす役割もしてしまうのです。
高分子吸収体は大量の水分を吸収してくれますが、外気によって冷やされると簡単には温まらない性質を持っています。
その経血をたっぷり含んだ高分子吸収体を、ずっとデリケートゾーンに当てていれば冷えて当然だな〜と思いますよね。

布ナプキンなら、服を重ね着するように綿を何枚も当てている状態。
保温と保湿性に優れています。

布ナプキン愛用者の私としては、布ナプキンは高分子吸収体に比べると、水分で濡れて重くなった感触が肌に伝わるので替えるきっかけがつかみやすいのも、冷えにくいポイントじゃないかな?と思うんです

自分では、濡れたハンカチのような感触があったら交換の合図かな?と、思っています。
いくら保温性に優れた綿でも、濡れたものをずっと当てていればいつか冷えてしまいますからね。

でも、紙ナプキンはしっかり吸収してくれちゃいますので、ついつい替えるタイミングが遅くなり結果冷えにつながるということも考えられます。

布本来が持つ、吸水性・保温性・保湿性をいかして作られている布ナプキンなら、紙ナプキンよりは冷えにくいと言えます。

【布ナプキンの種類】

布ナプキンには、紙ナプキンのように種類があるのでしょうか?
私もビギナーの時には、何を買えばいいのかわかりませんでした。

実は布ナプキンにはいろいろな種類があり、お好みのタイプを選べます。

紙ナプキンと違い、モレにくさも気になるところだと思います。
布ナプキンのタイプ別に、私の経験からモレにくさのポイントも簡単に紹介しますね♪

一体型の布ナプキン

一体型の布ナプキンは、ひし形のものや羽付きのナプキンのような形があります。
左右にスナップがついていて、普通の羽根つきの紙ナプキンをつけるように使うことができます。

一体型は、中に吸水のためのシートと防水のシートが重ねて縫われているので、紙ナプキンと同じような使い勝手です。
何枚もの布が縫い合わされているので多少厚みが出てしまいますが…ショーツをくるむようにスナップで固定するので、生理用のぴったりしたショーツを履いていればずれてモレてしまう不安は少ないと思います。

多い日用、夜用とサイズにもバリエーションが豊富なのが特徴ですので、洗って繰り返し使う事以外は紙ナプキンと変わりませんね。

ホルダーとパッドの組み合わせ

ホルダーというひし形などの形状のものに、パッドと呼ばれる布を組み合わせる方法です。

羽根つきの紙ナプキンのような形のホルダーは、左右にスナップがついていてショーツをくるむように固定します。
その上に羽根のないナプキンのような形のパッドを重ねて置いて、交換する時にはそのパッドだけを替えます。
パッドを取り付ける方法は、ホルダーにポケットのようなものがついていたりヒモがついていたりと様々なので、お好みのタイプを選べますね。

経血が多い日は、頻繁にパッドを替えればあふれてしまうこともなく、ホルダーもショーツに固定されているので横モレなどの不安もあまりありません。
ホルダー自体が防水のものもあるので、そういった商品を選べばさらにモレる心配は少なくなります。

プレーンタイプ

ハンカチのような布を、三つ折りに折りたたんで使う方法です。
経血がついた面を内側にするように折ると、パッドのように交換することなくまたきれいな面を使うことができるので便利です。

見た目はただの四角い布なので、洗濯後も布ナプキンとはわからないと思います。
ご家族に男性が多く、布ナプキンを使うのをためらわれている人にもおすすめです!

また、どっと出てしまうことが心配な時には、プレーンタイプの真ん中に布をくるくると長細く巻いて体に密着させるようにショーツを履くと、多い時の横モレもしっかりフォローできますよ。
この方法は「葉巻使い」と言って、葉巻のように布を巻くことからそう呼ばれているのですが、プレーンタイプの時だけでなく多い日や夜のモレが心配な時にどのタイプの布ナプキンにも応用ができます。

日本の生理用品がすごい!と言われている理由の一つに、そのモレにくさがあります。
確かに安心感が違いますよね。

外国に遊びに行った時に、現地で生理用品を買ってみて実感したのですが、大きさや肌触りはそこまで日本のものと変わらないとは思ったのですがやはりモレにくさはダントツ!日本製でした。
余談ですが、日本の羽根つきはシールも一緒にはがれる仕組みになっているのですが、外国製のものだとその都度シールをちまちまはがすのがちょっとストレスでした(笑)

話は戻って、
紙ナプキンの快適さを知ってしまうと、「布では受け止められないんじゃないの…?」と心配になるのもよくわかります!

ですが、布ナプキンにもこれだけの種類がありますから、自分が一番安心できそうなものを自由に選んでみてください。
スナップで固定していればズレる心配もなく、葉巻使いをすれば量が多い日の横モレにも対応可能!

実際に私は、一体型の夜用サイズに葉巻使いをしていれば、一番多い日の夜もモレたことはありません♪

布ナプキンの値段は?コスパは?


布ナプキンにはいろいろな特徴と種類があることがおわかりいただけたでしょうか?

今までお話してきた事は、私にはメリットしかなかったのですが…布ナプキン生活を始める前に気になったのが、コストです。
布ナプキンって、初期投資にけっこうお金がかかるイメージなので、なかなか踏み出せないという人もいると思うんです。

本当のところはどうでしょうか?

布ナプキンと紙ナプキンのコスパの違いを簡単に解説します!

私も布ナプキンの初期投資ってかなりかかるんだろうなあ…というところで、かぶれるけれども紙ナプキンを使い続けていました。

でも、いざ布ナプキンを一揃いそろえてしまうと…結果的には紙ナプキンよりコスパがいいのではないかな?と思いました。
その理由をわかりやすくまとめてみました!

紙ナプキン
  • 1月に生理が1回くるというサイクルで、25枚〜30枚消費
  • 30枚×12ヶ月=360枚消費
  • 紙ナプキンが一枚約20円として、年間で7,200円
  • 5年間で36,000円前後の費用がかかる
布ナプキン
  • 毎日洗濯できる状況であれば、10枚でじゅうぶん(軽い日用・3枚/多い日用・4枚/夜用・3枚)
  • 1枚1,500円程度だとして、1,500円×10枚=15,000円ほどの初期投資が必要
  • 布ナプキンの寿命はだいたい5年なので、よほど不具合があって買い換えなければ5年で1,5000円かかる

確かに、布ナプキンは使い始めにかなりの出費がありますが、5年と長いスパンで見てみると圧倒的にコスパがいいですよね。

紙ナプキンは一回のコストが安くは見えますが、使い捨てのものを5年間積み重ねるとこんなに出費があるんだ!と、計算してみて自分でもびっくりです。
私の場合は、紙ナプキンの時にはタンポンも併用していたりしたので、単純に1枚20円よりもコストがかかっていたかもしれません。

かかる費用に関しては、圧倒的に布ナプキンの方がお財布に優しいと言えますね♪

布ナプキンのメリット・デメリット


布ナプキン愛用者として、ビギナーさんにしっかりお伝えしなければいけないのは、メリットとデメリット!

使っててここがちょっと不便だな?と思ったところも正直にお話しますね♪

布ナプキンのメリット

  1. 肌に優しく、冷えにくいので女性ホルモンを整えたい
  2. 買い置きをしなくてすむので、かさばらずにスッキリ収納できる
  3. 長期間で考えるとコスパがいい!
  4. ゴミが出ないのでエコである
  5. 自分の体から出るものをしっかり観察できるので、体からのサインに気づきやすい

布ナプキン生活を始めて実感しているのが、紙ナプキンに比べてかぶれなくなったので、肌のトラブルが減りました。

確かに冷えなくなったのか、生理痛が軽減された気がします。これに関しては、もしかしたら生理用品を布ナプキンにしたことによって、女性特有のホルモンバランスやサイクルに気を使うようになり、生活全般の冷えに対しても意識が高まったのかな?とも思います。
だとしても、冷えが軽減されたのは布ナプキンのおかげです。

洗う手間はありますが、生理期間中に人に見られたくないゴミがごっそり出る事がなくなるのはストレスが減りました。

ゴミにしてしまう代わりに、布ナプキンを洗う時に経血の状態を目にする機会が増えたので、自分の体に異変がないか自然と考えるようになったようです。
実際に私は布ナプキンにしてから、洗う際に経血を目にしていて「あれ…?いつもと違う…これは生理の出血ではないのかな?」と思った事があります。
出血の様子が違うことに早めに気づいたので、婦人科を受診することにしたのですが…着床出血だったようで妊娠していたんです(笑)
もし、その時に紙ナプキンだったらそこまで気づかずに受診するタイミングも遅くなっていたかな?と思います。

布ナプキンのデメリット

  1. 外出先で急に生理が来てしまった時に、布ナプキンを持ち合わせていないとコンビニなどで気軽に買えない
  2. 洗う手間・持ち帰る手間など、使い捨てより手をかけることが多い
  3. 初期投資が高額である
  4. 洗濯して干す時に、布ナプキンだとばれると恥ずかしい

確かにコンビニでは布ナプキンは売っていないですよね。急に生理が来た!という時に焦ってしまいそうです。
ですがこれは私には普段から布ナプキンメーカーなり、自作のおりものシートをつけていると簡単にクリアできてしまう問題でした。おりものシートをしているおかげで、下着を汚してしまうという事はありませんでしたね。

それでも量が多くて不安だという時には、コンビニやドラッグストアで紙ナプキンを買う事もありました。
そのあたりは、あまり自分をきつく縛らずに緊急事態ですから柔軟に対応してみればいいと思いますよ♪

手間に関しても、それで自分の体をしっかり見つめられるというメリットよりは負担に感じませんでした。
外出先で、どうしても使用済みの布ナプキンを持ち歩くのがはばかられるような時には、紙ナプキンやタンポンを使っていましたよ。
初期投資が高かったんだから絶対に布ナプキンを使わなくちゃ!と思い込んでしまうと、ちょっと苦しくなりそうです。ケースバイケースで紙ナプキンのいいところも受け入れていくのが、生理とのいい付き合い方なのかなと思います。

布ナプキンを干す時の、ちょっとしたテクニックもご紹介しますよ!

家族に男性が多いので、干している時に見られたくない、ご近所に布ナプキンを見られたくない…
でも、しっかり干したいので部屋干しではなく外で干したい!

そんな方にぜひ試して欲しいのが、私もやっているテクニック。
ピンチハンガーに布ナプキンを干したら、その周りを囲むようにタオルを干してください!
風が通れば、布ナプキンもしっかり乾きます。
この方法なら、取り込むのが自分であれば家族にも見られずに干す事ができますよ♪

これらのメリット・デメリットを実感してみて、私には布ナプキンのメリットの方が大きかったんです。
ビギナーさんは、「なるべく布ナプキンを使うようにする」くらいから使い始めてみると気軽にトライできるかもしれませんね!

布ナプキンてどこで買えばいいの?


そんな布ナプキン、どこで買えばいいんでしょう?

私は通販で買う事が多かったです。
今はあらかた種類もそろってしまったので、まだ何年か買い足す事はないと思いますが、ネットショッピングだとこっそり買えるので家族に見られたくないな〜という人にも気軽に買えちゃいますよね。

おすすめのメーカーをいくつか紹介しましょう!
  • オーガニックコットンだけを使い、ムレないモレない一体型のナプキンで人気のnunonaは、かわいい柄も魅力のひとつ。
    選んでいるだけで、新しい洋服を買う時のようなワクワクした気持ちになれちゃいますよ♪
    「nunona」公式サイトはこちらから
  • 吸収力に定評のある、LINTENは量に不安がある人にはうってつけの布ナプキンメーカーです。
    エコマークを取得した、LINTENの吸収加工は紙ナプキンにも劣らぬ実力。
    布ナプキンといえば、吸収力が不安…という人にぜひおすすめしたい布ナプキンです!
    「LINTEN」公式サイトはこちらから

他にも、オーガニックの生活用品を扱っているようなショップでも買う事ができます。
自分のお好みの布ナプキンを見つけられますように…♪

布ナプキンを初めて使う時には


布ナプキンビギナーさんには、まず経血の量が少ない1日目・2日目や、終わりがけの何日かがおすすめです。

そしていきなり1日を通して夜も布ナプキン!と、無理にトライせず、家でゆっくり過ごせる日の昼間に試してみると安心ですね。
自宅でならもし失敗してしまってもすぐに対処できます。
夜も不安なら紙ナプキンを使うつもりで、昼間だけ布ナプキンでその使い心地を実感してみて…いけそうだな!と思ったら次のサイクルの量が多い日にも試してみる、とだんだんステップアップしていくといいと思います。

私もそういう風に、量の少ない時に紙ナプキンと併用する形でステップアップしていきました。
いつのまにかその肌触りが恋しくて、外出時も布ナプキンで過ごせるようになりました。

でも、冠婚葬祭など自分のタイミングで席を立ちづらいような時には、今でも紙ナプキンとタンポンを使ったりします。

状況をよく見て、ただでさえストレスフルな生理期間中によけいな悩みを溜め込まないことも、布ナプキンを使い続けるコツかもしれませんね♪

また、注意したいのが布ナプキンの共用は絶対にNGということ!
もし何かの感染症などに感染していた場合、経血も血液と同じく感染の危険性があります。
知らず知らずに家族が感染してしまう、というトラブルを防ぐためにも布ナプキンの共用はしないようにしましょう。

また、排水にも経血がふくまれていますから、漬け置き洗いする容器は必ず布ナプキン専用のものを用意し、他の人が経血を含んだ排水に触ってしまわないように気をつけましょう!

布ナプキンを使って生活するということ


布ナプキンの魅力と実力、私の経験からたくさんお話しましたが興味を持ってもらえたでしょうか?

あたたかい布で、デリケートな期間をふかふかに優しく受け止める。
生理用品を使い捨てず、自分で手間暇をかけることで体のサインを知る。

便利な時代だからこそ、時間と気持ちを女性ならではの現象にかたむけてあげてください。
布のあたたかさ以上の何かを掴み取れるかもしれません!